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「単利」と「複利」の意味と違い

みなさんこんにちは!

もうすぐ5月も終わりますね。ついこの間「明けましておめでとうございます~!」とか言っていた気が…。

このままだとあっという間に2021年が終わってしまうのでは⁉と焦りを感じてしまいます。

2021年の間に少しでも「知識」を増やしていくため、今回も張り切っていきましょう!

  

さて、今回は前回のブログでお話しした通り「単利」と「複利」の違いについて触れていきたいと思います。

前回ブログはコチラ

    

目次

単利とは

単利とは、金利(もしくは利息)の表示方法の一つです。

初めに設定した元本に対してのみ金利(利息)が計算されることをいいます。
例えば銀行に預金している場合、単利は利息が発生してもそれを元本に組み入れず、あくまで当初預け入れた額の元本に利息がつくことを繰り返すイメージです。
 
銀行等で扱っている「〇〇定期預金(単利型)」などの記載がある預金商品は、単利計算のため預入の元本に対してのみ利息が付く商品です。また、証券会社が提示している債券(国債、社債など)の利回りは「単利」で表記されています。


複利とは

複利とは、金利(もしくは利息)の表示方法の一つです。

利息を元本に組み入れることで元本が増額し、その増額した元本に対して利息が計算されるもののことをいいます。

これも銀行に預金している場合を考えると、複利は利息が発生した際にそれを元本に追加し、増額した元本を銀行に預けておく状態です。
元本が増額した分、利息も前年よりも増額します。これが複利の仕組みです。

単利と複利の違い ~例題~

ここで同じ例題を「単利」と「複利」それぞれの場合で考えたいと思います。

例題)元本100万円を年利10%の金融商品に3年間預け入れた場合

単利の場合

100万円 +( 100万円 × 10% × 3年 )= 130万円

10万円の利息を3年間受け取り、利息合計は30万となります。
これに元本を合わせてトータルで130万円です。

複利の場合

100万円 +( 1 + 10% )^3 = 133.1万円

利息を元本に組み込むことで年々利息が増え、トータルで133.1万円です。

いかがでしょうか?
「単利」の場合と「複利」の場合では最終的な受け取り金額が異なりますね。
同じ期間を同じ利率で運用する場合、「単利」よりも「複利」の方が投資額に対する利益(収益額)は多くなります。
また、同じ利率で運用できると仮定した場合、運用する期間が長いほど「単利」と「複利」の差は広がります。


まとめ

みなさん「単利」と「複利」の違いを理解していただけましたでしょうか?
どちらが良い、悪いということはありません。用途や目的に応じてそれぞれ使い分けることが必要です。
ただし意味を分かっていないと使い分け自体ができないので、今回のブログを読んで違いについて理解していただければと思います。


     
運用の世界では「複利の力」「複利の効果」という言葉をよく耳にします。得た利益を元本に組み込んでさらに運用することで利益をより大きくしていくことができるということを示しています。

今回の具体例からもそれが分かりましたよね!元本は同じ100万円ですが、最終的な金額には3.1万円の差が生まれました。
【利益=自身の経験やそこから得た知識】【元本に組み入れる=自分が吸収する】と置き換えて考えると、人がさらに大きく逞しく成長するのと似ていますね…^^

日々少しずつ知識を吸収して一緒に逞しくなりましょうっ!笑

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