食料品、日用品、衣服…36年後には倍の値段になるかもしれません。

こんにちは。毎日暑い日が続いており、夏が来るよりも前に夏バテしそうです。
本当に夏バテにならないように、今から夏に備えて体力をつけておかないといけませんね!
こんな熱い日にはパーッとビールでも飲みたいなぁ…。
ここで皆さんに悲報です。
いつも飲んでるあの美味しい生ビールが…36年後には倍の値段になっているかもしれませんよ?
生ビールが1杯1,000円くらいになっちゃう日がやってくる…⁉というのが今日のお話しです。
本日は物価についてお話しをしていきたいと思います。
目次
- ○ 物価上昇率とインフレ
- ○ 2%
- ○ 72の法則
- ○ 36年後に2倍の意味
- ・35年間の物価上昇の具体例
- ○ まとめ
物価上昇率とインフレ
物価上昇率とは物の値段が以前と比べてどれだけ上昇したのかを指し示す数値で総務省が毎月発表しています。
例えば去年は1個100円でリンゴが買えたとします。しかし今年はコロナ禍で働き手が足りず、収穫量が減ってしまったことが原因で1個200円での販売となったとします。
このようにリンゴの価格が上がっていることを物価の上昇と言います。
みんなが欲しい量よりも供給できる量が少なくなったときに、その商品の値段が上がります。
同じ値段で買えなくなったという点では同時にお金の価値が下がることを意味しています。
このようにものの値段が上がり、貨幣の価値が下がることをインフレ―ション(インフレ)と言います。
2%
この「2%」何を指しているでしょうか?
これは2013年に日本銀行が日本の物価上昇率の目標として掲げた数字です。
つまり「日本では毎年物価が2%ずつ上がるように様々な政策を実行していきます!」と宣言したということです。
これが予定通り毎年達成されるとどんなことが待っているのでしょうか。
72の法則
突然ですがみなさん「72の法則」ってご存じですか?
72の法則とは資産運用において元本が2倍になる年利もしくは年数が簡単に求められる法則のことを指しています。
運用時の計算などで用いることが多いです。
例えば…元本100万円を年利4%で資産を運用しているとします。
この調子を維持し年利4%でその後も運用を続けた場合、この元本100万円が2倍の200万円になるのにかかる時間は18年ということです。
どういうことかと言うと、
72 ÷ 年利(もしくは年数)= 元本が2倍になる年数(もしくは年利)
72 ÷ 4 = 18
18年で元本が2倍になるということです。
このように元本が倍になるのに必要となる年数もしくは年利を簡易的に大まかに計算できる法則として有名なものがこの「72の法則」です。
36年後に2倍の意味
「72の法則」と「物価上昇率2%」を掛け合わせて考えると
72 ÷2 = 36 36年 となります。
これが初めに話した36年後には生ビールの価格が2倍の1,000円くらいになるかもしれませんという話に繋がります。
上のグラフはこれまでの物価上昇率の推移を示したものです。
これを見る限りでは物価上昇率2%を継続するというのは非現実的な気もしますが、直近では1%前後でインフレが進んでいます。
インフレ現象は今後も大なり小なり発生していきます。
35年間の物価上昇の具体例
国が存続していくためには経済の発展が必要不可欠であり、その発展に伴いインフレが起こることは避けられないことが分かりました。
ここで上の図をご覧ください。
これは実際に物の値段がどれだけ変わったかという具体例になっています。
もう一度言います、これ実際に起こったことですよ!笑
35年前を遡れば、お米は2.2倍、ビールなんて2.6倍も価格が上昇しています。
当たり前なのかもしれませんが、こうやってみると恐ろしいですね。
まとめ
今回は物価上昇率、インフレの話をしました。
35年で物の値段がこんなにも変わっているなんてビックリですね!
程度の差はあれど、今後も物価は少しずつ上昇していきます。
…と言うことは、みなさんが人生におけるお金の計画(ファイナンシャルプラン)を立てる際には、このインフレ率を考慮する必要があります。
当ブログでは何度か「老後の資金」についてお話しさせていただきました。この「老後の資金」に関しても同じことが言えます。
少し長くなってしまったので、今回のブログは一旦ここまでとします。
次回はインフレを考慮した上で資産運用をどのようにしていくのが良いのか考え方やポイントについてお話ししたいと思います^^
また来週~☆