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NISAとiDeCo 3つの違い

    

みなさんこんばんは、グラウベンです。

朝晩が寒くなってきましたね。

夕方には鈴虫が鳴いて、もう夏が終わって秋になるんだなぁと感じる気候になってきました。

とはいえ、日中は暑いので気温差が激しい日も多々ありますが体調を崩さないように気をつけましょう!!

今回はNISAとiDeCoについてお話ししていきます!

      

まずこの2つの各制度については過去の記事にて紹介をさせていただいております。

今回は各制度についてのお話しではなく「2つの制度の違い」についてまとめてみました。

是非空いた時間に読んでみて下さい。

     

目次

共通点

まず初めに、違いについて触れる前に「共通点」について触れておきます。
この共通点があるが故に頭の中でゴッチャになってややこしく感じてしまいますね。笑

2つの共通点それは「運用益が非課税になる」という点です。

運用の結果がプラスになった場合、通常だとこの差益(運用してプラスになった利益)に約20%の税金がかかります。


例えばトータルの掛金100万円で運用をした結果、150万円になったとします。
この場合は 150万円-100万円=50万円 → この50万円が運用によって得た利益となります。

通常はこの50万円に約20%の税金がかかるため、
50万円-(50万円×20%)=40万円 →受け取れる運用利益は40万円となります。
(10万円は税金として徴収されます。)

しかし、NISAやiDeCoの場合は運用によって利益が出ても、この利益に課税されません。
つまり、この例の場合で言うと50万円をそのまま受け取ることができます。

このように運用によって得た利益が非課税扱いになるという点が2つの制度の共通点です。

ではこれを踏まえた上で、2つの制度の違いについて紹介致します。

相違点

では、この2つの制度の相違点についてまとめていきます。

1、掛金(拠出金)の扱い

NISAであれば120万円、積立NISAであれば年40万円、そしてiDeCoであれば企業型に加入しておらず個人型のみの場合は27.6万円
(その他の場合の年額についてはここでは割愛します。)までを1年間の掛金とすることができます。

iDeCoの掛金は「所得控除」となります。
つまり、所得税の対象となる所得から「無かったこと」にできます。

一方でNISAに関しては掛金に対する控除はありません。
よって、普通に買い物をするときと同様にお金を使って商品を買うという行動になります。

この点においては節税効果がないのがNISAです。

2、拘束期間の違い

次に大きく異なるのが、拘束期間の違いです。

NISAは、一般NISAで最長5年間、積立NISAで最長20年間運用することが可能ですが、これに拘束力はありません。
必ず決められた年数だけずっと掛金をする必要もないし、いつでも運用しているお金を引き出すことが可能です。

※一般NISAは「ロールオーバー」ができるため厳密には最長5年ではないですが、ここでは説明を割愛します。
 気になる方は、「NISA ロールオーバー」で検索して下さい。


これに対してiDeCoは60歳まで運用することができます。
NISAと同様に掛け金を止めてもOKですが、運用しているお金を引き出せるのは原則として60歳以降となります。

iDeCoは老後に必要となるお金を年金だけで賄うのは難しいという背景から国が推進している制度です。
あくまでも老後に使用するお金という前提であるからこそ、国が掛金を控除してくれる等の優遇が存在しています。
老後の資金として使用してほしいという考えから、原則は60歳以降しか引き出せなくなっています。

ここから分かることは、iDeCoには資金の拘束力があるため

 1、すぐに必要となるお金は利用しない
 2、所得控除になるからと言って収支バランスが崩れるような掛金の設定をしない


という点に注意すべきであると言えます。

3、受取り時の扱い

では、お金として受取る際の違いについてはどうでしょうか。

NISAでは一括(一時金)で受取ることとなります。
運用して全部で1500万円になったとしたら、1500万円を一括で受け取ることになります。
NISAに関しては受取り時に税金等は発生しません。

一方でiDeCoの場合は、受取る際に課税されます。
そして受取り方法は「一括方式(一時金)」「年金方式」「一括+年金」の3つの方法から選択することができます。
年金で給付を受ける場合、金融機関によって受取期間や受取回数は異なっており選択肢は様々ですが、多くの金融機関で自分の望むパターンを指定することができます。

受取り方によって所得の区分が異なり、それぞれのルールで課税されることになります。

・一括金で受け取る場合  → 「退職所得」扱い
・年金方式で受け取る場合 → 「雑所得」扱い


細かな内容はここでは割愛しますが、各所得の種類によってそれぞれの控除も用意されています。
よって同じ金額を受け取る場合でも税額が異なる場合が発生します。

それぞれに控除額があるため、各個人の状況や条件により効果的な受取り方法が異なります。
どんな受取り方がお得なのかについては、自分の生活に合った受取り方も含めて事前にしっかり確認をしておく必要がありますね。

まとめ

NISAとiDeCoの違いは理解いただけましたでしょうか?

掛金の所得控除、運用益の非課税扱い、受取り時の所得控除など色々な話が出てきて「結局どれが何なの???」ということになりやすいのがこの2つの制度です。
厳密に言えば、NISAも「一般NISA」と「積立NISA」では特徴が異なっています。

こちらについては以前のブログでも紹介しましたので、気になる方は是非見てみて下さい。


まずは何から始めたらいいのか分からない方、これらの制度についてもっと詳しく教えてほしい方、
いつでもご相談下さい。

何から始めていいのか分からないで立ち止まっている方は、制度の内容を理解するところから始めてみましょうっ!

内容が理解できれば漠然とした不安がなくなって、早く始めてみたくなるかもしれませんよ^^

     

では、また来週~☆

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